意外と知らない高血圧について①
高血圧症とは
たまたま測った血圧が高いときには血圧が高いといえますが「高血圧症」とは言い切れません。高血圧症とは、くり返して測っても血圧が正常より高い場合をいいます。
高血圧症の実際
日本人の約3人に1人は高血圧症を発症しているにもかかわらず、そのうち実に70%以上は高血圧が管理できていないのです。
高血圧患者さんのうち33%はそもそも自身が高血圧症であることに気が付いていません。
どこからが高血圧?
家庭と診察室では高血圧の基準が異なりますので注意してください!
どのくらい血圧を下げる必要があるか
2025年のガイドラインで管理目標値が変わりました。
診察室血圧<130/80mmHg
家庭血圧 <125/75mmHg
75歳以上の高齢者も厳格な血圧管理が必要です。(疾患により異なる場合があります。)
N Engl J Med 2021;384:1921-1930
収縮期血圧140mmHg未満で管理している群より、収縮期血圧120mmHg未満で管理している群の方が、心血管イベント(心臓や血管に関連する病気の発症)を起こしにくいと報告されています。
つまり、特別な理由がない限り血圧は管理目標値以内に抑えたほうが良いということです。
血圧の正しい測り方とは?
注意点
上腕式、手首式どちらの血圧計でも問題ないですが、手首式血圧計は、測定時の機器の位置(腕の高さ)により、値が変動するため、測定の際は「本体が心臓と同じ高さ」になるように合わせることが重要です。
※本体が心臓より低い位置で測定した場合は値が高く、心臓より高い位置で測定した場合は値が低く出る傾向があります。
最後に
いかがでしょうか。今一度ご自身の血圧を確認していただき、高い場合はお近くの医療機関で相談してみましょう。
